【洛陽・体験記2】白馬寺・隋唐洛陽城国家遺跡公園・洛陽博物館|洛陽2日目・3日目の歴史巡り

(洛陽・体験記1の続き)

龍門石窟からタクシーで約40分。

次に向かったのは、中国で最初の仏教寺院として知られる白馬寺です。

白馬寺は、西暦68年に創建された、中国仏教の発祥地です。仏教が中国に伝来してから初めて建てられた官営の寺院であり、中国仏教の「祖庭」や「釈源」とも称されています。

白馬寺の名前の由来は、仏典をインドから運んできた際、その経典が白馬に載せられていたことから名付けられたそうです。

境内には小さな博物館もあり、白馬寺の由来や、洛陽における仏教の伝来・発展の歴史を学ぶことができて、とてもよかったです。

さらに奥へ進むと、タイとの友好の証として建立されたタイ様式の仏教寺院があります。真っ白な壁に、黄金の塔のような屋根が空に向かって伸びている姿は、とても美しく見惚れてしまいます。

さらに奥へ進むと、インド式の仏教寺院もあったようですが、今回は気づかずに見逃してしまいました。次回訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみたいと思います。

隋唐洛陽城国家遺跡公園へ|都の風格を再現した巨大スケール

白馬寺を回ったあとは、洛陽市の中心部にある隋唐洛陽城国家遺跡公園へ。

名前の通り、ここには隋や唐の時代に建てられた都城の遺跡が残されています。

とはいえ、実際に目の前にすると、その景観はとても整っていて新しく、まるで再建されたばかりのレプリカのように感じました。

調べてみると、現在見られる建築群は2014年から2019年にかけて進められた復元プロジェクトによるもので、考古学調査や歴史的考証に基づいて再建されたのだそうです。単なる観光施設ではなく、史実に基づいて造られた壮大な“歴史再現空間”として整備されていることを知って、その価値を改めて実感しました。

応天門|かつての都の正門が蘇る

まず目に飛び込んできたのが、巨大な門楼「応天門」。

隋の(605年)に「天門」として建てられ、唐の(705年)に「応天門」と改名されました。ここは朝廷の即位や改元、大宴会、外国使節との謁見などが行われた最重要の儀式空間でした。

現在の応天門は、実際の遺構の上に建てられており、内部は展示型の博物館として整備されています。地層の中から発掘された本物の遺跡も一部見学することができて、「この地に本当に応天門があったのだ」と実感できる、とても貴重な空間です。

夜にはライトアップもされ、昼とはまた違う幻想的な雰囲気が楽しめました。時間が合えば、日没の少し前から訪れるのが断然おすすめです

明堂と天堂|武則天の夢が再現された天空の空間

応天門を抜けると、さらに奥には「明堂」と「天堂」がそびえ立ちます。どちらも唐代の女帝・武則天と深く関わる建築で、それぞれ政治と宗教の象徴的な場所でした。

明堂は、皇帝の即位式や朝会、重要な儀式が行われる正殿で、「万象神宮」とも呼ばれていました。当時世界最大級の木造建築とも言われています。

そしてその北側に建てられたのが天堂武則天のための仏教礼拝堂であり、「通天塔」「通天浮屠」とも呼ばれました。

現在の天堂は、高さ88.88メートル、外観5層・内部9層の塔型建築として再建され、展示型建物として公開されています。エレベーターで最上階まで一気に上がることができ、そこから眺める応天門や明堂のパノラマは圧巻でした。展示内容も充実していて、唐代の仏教文化や工芸、茶文化などを楽しく学ぶことができます。

洛陽博物館へ|青銅器の宝庫と向き合う時間

洛陽2日目は隋唐洛陽城で締めくくり、翌3日目の朝は洛陽博物館へ。

中国の博物館はほとんどが無料か非常に安価で、ここも入場無料でした。ただし事前に実名予約が必要で、私はうっかり予約を逃してしまい焦りましたが、旅行アプリ「携程」で数十元払って予約し、無事に入館できました。行く予定の方は早めの予約がおすすめです。

洛陽は、中国で最初の王朝「夏」や、青銅器文化が栄えた「周」の時代の都でもあり、青銅器の展示が多く圧巻でした。時代ごとに展示が整然と並び、変化を楽しみながらじっくりと学ぶことができました。

時間が足りず早足で回ることになりましたが、それでも大満足。歴史好きにはたまらない空間でした。

旅の終わりに

博物館を見終えたあとは、遅めのお昼を食べて、再び高鉄で北京へ。週末だけの弾丸旅でしたが、中国古代史の奥深さを肌で感じる、濃密な時間となりました。

龍門石窟の石の記憶にふれ、白馬寺で仏教の源流を感じ、隋唐洛陽城で都の再現空間に驚き、洛陽博物館で数千年の歴史をたどる。

まさに洛陽は“歴史の深さ”を感じられる都市でした。

次に訪れるときは、今回見逃した場所にも足を運び、もっとゆっくりと歩いてみたいと思います。

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